「土用の丑の日にウナギを食べる」ということを、平賀源内が考えた。
これを書いてあるサイトをいろいろ調べてみると、「全然知りませんでした」「驚きました」というコメントを寄せられるサイトがあれば、「すでに多くの方がご存知かと思いますが」と但し書きをつけるサイトもあり。
以前に比べれば、だいぶ浸透したというところでしょうか。
さて、「脱・平賀源内」のエントリで、うえださんに指摘されたように、「土用の丑の日に鰻以外のプロモーション」というのは、すでに行われているようす。
調べてみると、2年前に、セブンイレブンがこんなことをやっておりました。
●春の土用の丑の日への取り組み(PDF)
土用が、そもそも年に4回あることすら、よくわかっておりませんでしたが、「春の土用」にちょっとジャブを繰り出したという感じです。
しかも、いちおうウナギを前面に出しつつ、「『う』のつく商品」ということで、「うどん」を売っております。
そう、土用の丑の日に「『う』のつくものを食べると、夏負けしないという民間伝承があったそうです。
平賀源内は、これをヒントに「土用丑の日」を考えたようです。
それは、日本製粉のサイトにありました。
●“う”のつく食べ物
このサイトに、平賀源内が「土用の丑の日にウナギ」を考えたいきさつが、詳しく書かれております。
少し引用してみますと、こんな感じ。
この「う」のつく食べ物の民間伝承を上手に活用したといわれるのが江戸中期の科学者、平賀源内。夏の暑い盛り、蒲焼など食べにくる酔狂なお客はめったにいないと知り合いの鰻屋から泣きつかれ、それならと考えたのが「本日土用丑の日」というキャッチコピー。店の前に貼っておいたらお客が一気に増え、評判を聞いた他の鰻屋も追随し、「土用丑の日はうなぎの日」というのが定着していったそうです。
(日本製粉 元気の素 季節のコラムより)
※明らかに誤字と思われるものは、修正しました。
夏バテで食欲がないから、鰻丼のような、コッテリ系は疎んじられていただろうに、「土用丑の日」と書いただけで、お客さんが増える。
人間の気持ちなど、いいかげんなものです。
江戸も、平成も変わらないですね。
しかし、当時あった民間信仰の「うのつく食べ物」は、実際に何が食べられたのでしょうか。
日本製粉のサイトには、「うどん」「うり(瓜)」「うめぼし(梅干し)」「牛」「馬」などと書かれております。
源内に言われる前に、鰻屋たちが、「うのつく食べ物」として、どうして気づかなかったのか、そこが不思議です。
鰻に梅干しでは、食べ合わせが悪いから、鰻は遠ざけられていたのでしょうか。
日本初のキャッチコピーといわれる「土用丑の日」。
平賀源内は、日本初(ひょっとして世界初?)のCMソングも作っているようです。
●平賀源内(Wikipedia)
歯磨き粉「漱石膏」を宣伝する歌を作ったようですが、いったいどんなメロディー、どんな歌詞だったのでしょうか。
五線譜などない時代ですが、どこかに「譜面」は残っているのでしょうか。
さらに、「清水餅」の広告コピーも作っている。
下記のサイトによれば、今でいう「ラップ調」だったようです。
●「丑の日のうなぎ」を生んだ日本最古のコピーライター
鰻ほど有名ではありませんが、この文句も気になります。
どんな韻を踏んでいたのやら。
平賀源内という方は、発明家という印象ですが、改めて調べてみると、エレキテルは復元したものだし、すでにあるものをアレンジして、広く知らせるという技術に長けていたのでしょうか。
というより、「発明」とは、そもそもそういう部分もあるのでしょうか。
ゼロから生み出すのではなく、足し算・かけ算で発想する。
発明というと大げさになりますが、「アイディア発想」と考えれば、思考のヒントを与えてくれる気がします。
おそらく、私と同年配と思われるかたのサイトには、かつてNHKでやっていたドラマ「天下御免」のことが書かれていました。
山口崇が平賀源内を演じ、秋野太作などが出ていました。
重厚な大河ドラマとは違う、軽妙なドラマでした。
あれをまた再放送してくれないかなぁ。
本日土用丑の日。
鰻をパクつく前に、200年以上前に現れた天才に思いを馳せるとしましょう。
ちなみに、これはマルハのサンマの蒲焼。
1缶160円です。
十分においしかったですよ。








「う」がつく食べ物って、ダジャレかよ、って思いますね。
平賀源内のマーケティングはともかくとして、夏の暑い日にウナギを食べるのは栄養学的に理にかなっている、という説明も台無しですね。
以前読んだ下記記事面白かったです。
http://meinesache.seesaa.net/article/41011176.html
それから、天下御免に限らずNHKでは残してないそうですね。以前テレビで、NHKに残っていないので視聴者がテレビ画面を撮ったものを見てもらいましょうってやってました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/天下御免
TOKIOの松岡君なんかを使ってリメークしてほしいですね。
「天下御免」は、むしろ今風だと思いますね。
小学生の自分が見て、かなり楽しめたのだから。