この年末年始、仕事以外に取り組んだのは、「ゴッドファーザー」の原作を読んだこと。
映画と同じ部分もあれば、はしょったところもあり、これはこれでおもしろい。
ただ、エロすぎますな。
長男ソニーの愛人が、ある手術をするところとか。
「へー、そんな手術あるんだ」と思いました。
「ゴッドファーザー」に先だって読んでいた「鬼龍院花子の生涯」の原作と、似たような印象を持ちました。
どちらも映画は派手に作られておりますが、原作はもっと陰鬱としている。
まあ、そのまんま映画化したら、つまらくなってしまい、誰も見に来てくれない。
「絵」にしやすい部分をピックアップし、ピストルバンバン、ダイナマイトドカンといった過激なシーンをふんだんに盛り込んだのが、よくわかります。
日米のこの2作品、どちらも家族(ファミリー)の絆を描いたもの。
ゴッドファーザーのコルレオーネ一家も、鬼龍院一家も、どちらも強すぎるほどに強い絆で結ばれています。
いや、結ばれているというより、がんじがらめにされているといった方が正しいか。
主な出演者を比較すると、とても似ている。
アル・パチーノと仲代達矢は、絆の中心たる父親。
ダイアン・キートンと夏目雅子は、ともにファミリー(一家)を傍観する人。
ダイアン・キートンは妻として、夏目雅子は養女として。
この2作品は、家族の一員のようで、なかなか一員にはなりきれない女性の目を通して、描かれています。
そして、どちらもとてもハッピーエンドとはいえない結末であるところが、何とも考えさせられます。
「ゴッドファーザー」は、あまり評判のよくない「Part3」は、マイケル・コルレオーネの身代わりのようなかたちで、実娘が射殺されるというショッキングなシーンで終わる。
「鬼龍院花子の生涯」は、愛娘に裏切られ、呆然とする政五郎が、自首し、服役することで、一家は崩壊する。
強すぎる絆は、いずれちぎれる運命にあるのでしょうか?
最近は、「絆」というものが弱いというのが一般的な考え方だと思いますが、ここにきて、再考するところが増えています。
メールのやり取りばかりで、対人コミュニケーションのできない人が増えた社内を活性化するために、「飲みニケーション」が復活したり。
そのための費用を、会社が上司向けに支給したり。
家族は、この不景気によって、家にいる機会が増えるのなら、絆を深めるよい機会となるのか。
「カレー鍋」の流行なんて、その一端を担っているのかもしれません。
正月早々、乳飲み子を置き去りにして、男とパチンコにいく母親。
その子供3人を焼死させ、なお「病院に行ってた」と嘘を吐く母親。
家族とはなんぞや?
子供とはなんぞや?
そんなことに思いを馳せるのに、「ゴッドファーザー」と「鬼龍院花子の生涯」は格好の作品です。

Knock! And it shall be opened to you! >(゚Д゚ )
2009年01月09日
家族の絆
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(´-ω-`)<それぞれに味がある本ばかりですよ・・・





