Knock! And it shall be opened to you! >(゚Д゚ )


2009年07月07日

今治タオルとAITICI理論

今日は本当に暑い。
梅雨の晴れ間なのか、ムシムシムシムシムシムシムシムシ……。
あー、もういや。
エアコンさんありがとう状態となっております。

090707002.jpg昨晩だったか、おとといだったか、テレビで今治タオルのことを取り上げていて、生産が追いつかないくらいの売れ行きだそうです。
今治タオルブランド化は、2006年からスタートして、今年で4年目。
随分たったように思いますが、夏が暑くなればなるほど、喜ぶ業界となりました。

私が猛烈に惹かれたのは、「水分吸収力」のこと。
一般のタオルは、防水加工をしているため、水をはじくけれど、今治タオルは生地の織が独特のため、水分を吸収する。
大量に汗をかく人間には、ありがたい機能です。

で、「渋谷のどっかで売ってないかな……」と考え、東急百貨店に行ったけれど、そもそも売場がどこかわからない。
で、思案六法、ロフトに行ったら、たくさんありました。
なので、ハンドタオル、フェイスタオル、ミニタオル、合計5つも買ってしまいました。
実際どれだけ吸収してくれるかわからないのに。

番組では、佐藤可士和氏デザインによって売れたという表現がなされていました。
なかなか印象的なデザインですが、タオルというより、手拭いに似合いそうな気がします。

佐藤氏のデザインは、力感に欠けるため、インパクトは感じないものが多い。
でもその分、定着すると、ずっと昔からあったような印象となる。
ここがミソです。

過去の代表作として、「キリン極生」「FOMA N702iD」などがあげられますが、極生はとっくに消えたし、ケータイも世代交代の波にあらがえるはずがなく、いずれ消える運命にあるでしょう。
あとはSMAPのCDジャケットか。
あれも、相当なマニアでなければ一過性の接触に終わる作品。

そう考えると、この今治タオルは、彼にとって「長く残る作品」となるはず。
彼の仕事としてのポジショニングは、深い価値を持つ仕事だと思います。

何より「タオル」としての基本デザインは、これ以上変わりようがない。
そして、「タオル=今治」とブランド化に成功したのなら、あとは機能面で、他のタオルと戦えばよいだけ。
むしろそれはこっちの土俵。
おそらく、今治タオルというブランドは、当分は消えないでしょう。

同じように、佐藤氏の「長く残る作品」として、明治学院大学があります。
大学業界は厳しいですが、明学もそう簡単にはなくならないでしょう。
こちらも、佐藤氏の仕事ポジショニング的に長く残る仕事。
なので、佐藤氏はこの2つの仕事は、簡単に手放せない。
というより、手放されたら、今治・明学が困るでしょうが。

さて、今回の自分の購買行動を分析してみますと、動機付けはテレビ番組によってなされ、タイプとしては衝動買いに近い。
「ジャパネットたかた」に煽られて、つい電話してしまう構造と同じ。
ただ、煽られた部分は、イメージというよりも機能。
事実としての水分吸収力を、テレビという映像を通して、証明してみせたことが衝動買いの裏付けとなっている(やらせじゃないですよね?)。

で、あとは実際に使ってみて、どれだけ汗を吸い取ってくれるか。
ここにかかっております、私にとっての今治タオルは(正確には今治市の「七福タオル」製造)。
というより、吸い取らなかった怒ります、超汗かき人間としては。

で、実際に吸い取ってくれて、それをここで「凄いよ、今治タオル」と紹介する。
それを誰かが見て、また煽られる……。

AIDMA、AISASというより、この流れは、

Attention(注目)→Interest(興味)→Try(試行)→Inspect(検証)→Conviction(確信)→Introduction(紹介)

ということで、「AITICI理論」と名付けてみました。
読み方は、もちろん「アイチチ理論」。

1つおきに、「in」を接頭辞とする単語が挟まれていることが特徴でしょうか。
購買行動が、単なる購買で終わらず、他人への紹介をも目的としたものだとすると、自分の中にしっかりとそれを取り込むことが必要なのかと。

「アイチチ理論」。
電通さんに負けないように、商標登録しとかなきゃ。

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posted by 思索人 at 16:20 | Comment(2) | TrackBack(1) | プロモーション
この記事へのコメント
佐藤氏のデザインは、力感に欠けるため、インパクトは感じないものが多い。

おっしゃるとおり。極生でもこの点が問題になりました。まだ、カシワさんも有名とは言えなかったし。
初めて女性が開発責任者であったせいでしょうか、いつの間にか通っていました。
Posted by aura at 2009年07月08日 17:12
佐藤可士和氏のうみだした「今治タオル」のロゴマークは、3年経っていっきに広がりつつありますね。
最初違和感ありましたが、次第に馴染み、すぐに飽きられるものでなかったからこそ広がっているのだと思います。
クライアントの想いを形にする仕事をしているのだから、アイデアが尽きるということはない。とさらっと言える、主張せずらしいと思わせるデザインというより、ものに関心を持たせ際立たせる力には素直に脱帽しました。
Posted by 今治通 at 2009年08月11日 22:34
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