調べてみると、ジョーンズが金メダルを取ったシドニー五輪女子100m決勝の記録は10秒75。
2位に0秒37の差だそうです。
今、彼女のニュースが流れる時、必ず映し出される映像です。
女子100mの世界記録と比べれば平凡な記録ですが、2位との差、コンマ3秒以上というのはかなり異常。
子供の運動会ではありませんからね。
100mをだいたい10秒で走るのだから、1秒10m、つまりコンマ1秒で1m。
100分の1秒を争う世界で、1mの差は致命的。
それが3〜4mも後続を引き離すということは、やはり…と思わざるを得ません。
シドニー五輪当時、夫であるC・J・ハンターが薬物使用で失格となり、その騒動の中、100m、200m、4×100mリレーの3冠を達成し、その精神の強さが褒め称えられたものです。
しかし、その賞賛もすべて泥にまみれてしまいました。
そして、薬物を使っていたマリオン・ジョーンズでさえ塗り替えられなかった女子100mの記録保持者が、フローレンス・ジョイナーの10秒49。
これは日本の女子にしてみれば、空前絶後に等しい記録に思えるでしょう。
彼女もソウル五輪で、ジョーンズと同じ100m、200m、4×100mリレーの3冠を取っています。
そして彼女が2位につけた差が0秒29。
「黒い輪―権力・金・クスリ オリンピックの内幕」という本で、「ヒゲが生えている女性アスリート」として、暗に批判されていたのは間違いなく彼女。
早過ぎる引退、そしてあまりにも早過ぎる死は、その疑惑に拍車をかけました。
世界中の人間が必死に身体を鍛えている。
100分の1秒でも速く走ろうともがいている。
そんな世界最高のアスリートが集まった決勝の場で大差がつく。
やはり常識的におかしいと考えるべきなのでしょう。
バリー・ボンズもそうですが、悪魔が囁く瞬間があるのでしょうか…。







